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私たちが生活する上で、知らず知らずのうちに二酸化炭素を排出している場面がたくさんあります。特に家庭からの二酸化炭素排出量は、全体の約15%を占めると言われており、無視できない量となっています。
こちらの記事では、家庭から出る二酸化炭素はどこから出ているのか?そして簡単に実践できる削減の工夫をご紹介します。小さな工夫を取り入れていくことで、あなたの家庭の二酸化炭素排出量を大幅に削減できるかもしれませんよ。
二酸化炭素が増えると地球はどうなる?
地球温暖化は、私たちが直面する最も深刻な問題の一つです。その原因となる二酸化炭素の増加は、私たちの生活にも大きな影響を与えています。
二酸化炭素増加による地球への影響
大気中の二酸化炭素濃度が上昇すると、地球温暖化が加速します。二酸化炭素は、太陽からの熱を吸収して地表面の温度を上昇させる温室効果ガスの一つです。
地球温暖化が進むと、次のような深刻な影響が現れます。
平均気温の上昇:
- 過去100年間で世界の平均気温は0.76℃上昇しました。
- このままでは2100年までに約4℃上昇すると予測されています。
- 日本の平均気温は、2024年現在1.35℃上昇しており、特に都市部での上昇が顕著です。
参考;https://adaptation-platform.nies.go.jp/everyone/school/note/01.html
https://www.env.go.jp/earth/ondanka/stop2008/08-09.pdf
海洋生態系への影響:
- 海水温の上昇により、世界のサンゴ礁が深刻な白化の危機に瀕しています。
- 海水の酸性化が進み、貝類やプランクトンの生存を脅かしています。
- 日本近海の海水温は、過去100年間で平均1.19℃上昇しました。
参考;https://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/monitor/2021/pdf/ccmr2021_sec2-8.pdf
異常気象の増加:
- 世界各地で熱波や干ばつ、豪雨の頻度が増加しています。
- 日本では、2024年に観測史上最高気温を更新した地点が144カ所にのぼりました。
- 台風の強大化により、日本各地で甚大な被害のある台風の発生頻度が増えています。
参考;https://www.data.jma.go.jp/stats/stat/202415/amdrank_mxtem_desc_202415.html
海面上昇:
- 過去100年間で世界の平均海面水位は約20cm上昇しました。
これらの影響は、私たちの生活や経済に直接的な打撃を与えます。例えば、農作物の収穫量減少による食料価格の上昇、自然災害の増加による保険料の高騰など、家計にも大きな影響を及ぼします。
家庭でのCO2削減は、地球温暖化対策の大切な一歩です。家庭でできる具体的なCO2削減方法を知り、持続可能な未来を目指しましょう。
家庭からの二酸化炭素は何から排出される?
私たちの日常生活は、知らず知らずのうちに地球温暖化に影響を与えています。
家庭からのCO2排出の主な発生源は、電気、ガス、車の使用です。2020年度の統計によると、その内訳は以下の通りです。
家庭での二酸化炭素発生源内訳
- 電気 65 %
- ガス 20 %
- 車 15 %
家庭のCO2排出量の約65%を占める「電気」
家庭で使用する電気のほとんどは、火力発電所で化石燃料を燃やすことで作られています。この過程で大量の二酸化炭素が排出されるため、電気の使用は家庭からの二酸化炭素排出の最大の要因となっています。
令和3年度の家庭からの二酸化炭素排出量のうち、約65%が電気の使用に起因するものでした。つまり、家庭の二酸化炭素排出量を削減するためには、電気の使用量を減らすことが最も効果的だと言えます。
家庭での電気の使用は、照明やテレビ、冷蔵庫、エアコンなど、さまざまな用途に及びます。これらの機器を効率的に使用することで、電力消費量を抑え、二酸化炭素排出量を削減することができます。
2番目に多いのは「ガス」の使用による二酸化炭素排出
家庭からの二酸化炭素排出量のうち、ガスやの使用に伴うものは約20%を占めています。都市ガスやLPガスは、調理や給湯、暖房などに広く利用されており、私たちの生活に欠かせないエネルギー源となっています。
ガスは、燃焼する際に二酸化炭素を発生させます。都市ガスの主成分であるメタンは、化石燃料の中でも二酸化炭素排出量が比較的少ないとされていますが、それでも無視できない量の二酸化炭素を排出しています。
家庭でのガスの使用量を減らすためには、ガス機器の効率的な使用や、省エネタイプの機器への買い替えが有効です。具体的な方法については後ほどご紹介します。
車の使用による二酸化炭素排出
自動車は、燃料として化石燃料であるガソリンや軽油を使用するため、走行時に二酸化炭素を排出します。
自動車は私たちの生活に欠かせませんが、同時に家庭からのCO2排出の約15%を占める大きな要因でもあります。日本の自家用車保有割合は世界的に見ても高水準で、その使用頻度の高さがCO2排出増加につながっています。
車の使用に伴う二酸化炭素排出を減らすためには、公共交通機関の利用や、自転車・徒歩での移動を増やすことが効果的です。
一方で、車の使用を完全になくすことは現実的ではありません。そのため、急停止や急発進を避けるといったエコな運転を心がけるなど、一人一人ができる工夫を積み重ねていくことが大切です。
二酸化炭素排出量を削減する工夫
地球温暖化対策として、私たち一人一人が日常生活の中で二酸化炭素排出量を削減する工夫をすることが重要です。家庭からの二酸化炭素排出量を減らすためには、電気やガス、車の使用に伴う排出量を抑える必要があります。
ここでは、家庭でできる二酸化炭素排出量削減の工夫について、具体的に見ていきましょう。まずは、最も大きな割合を占める電気の使用に伴う排出量を減らす方法から考えてみましょう。
電気使用での二酸化炭素削減!賢く選んで節約も
家庭からの二酸化炭素排出量のうち約65%を占める電気の使用は、家庭から排出されるCO2の大きな要因です。しかし、ちょっとした工夫で電気の無駄遣いを減らし、CO2排出量削減につなげることができます。
エアコンの設定温度を見直してみましょう
まず、エアコンの設定温度を適切に調整することが重要です。「夏季は室温28℃、冬季は室温20℃」になることを目指し、過度な冷暖房を控えましょう。
また、省エネ対応であったり、電気使用量や電気代を確認することのできるのエアコンを導入することで、より効率良くエアコンを使うことができるようになります。
照明はLED電球にチェンジ!
LED電球は従来の白熱電球と比べて消費電力が少なく、長寿命で経済的です。また、必要のない場所の照明はこまめに消すように心がけましょう。
家電選びは省エネ性能をチェック!
冷蔵庫やテレビ、エアコンなど、大型家電は省エネ性能が大きく異なります。買い替えの際は、省エネ性能の高い製品を選びましょう。
これらの工夫を実践することで、電気の使用に伴うCO2排出量を削減し、地球環境保護に貢献できます。
さらに、電気代の節約にも繋がり、家計にも優しい取り組みになります。
ガス使用での排出を減らす工夫
ガスは調理や給湯、暖房などに欠かせないエネルギー源ですが、その使用量を減らすことで、二酸化炭素排出量を削減することができます。
ガスコンロを効率的に使いましょう
・鍋底からはみ出さない程度に火力を調整する
・余熱を利用して調理する
・圧力鍋や保温鍋などを上手く活用する
給湯器の使用を見直してみる
・シャワーの使用時間を1分程度短縮する
・給湯温度を1℃下げる
・食器洗いの際の温度を下げる
ガス暖房の使用を見直す
・設定温度を問題のない程度に下げる
・厚着をして体感温度上昇させる
・部屋の断熱性を高める工夫をする
定期的なメンテナンスをする
ガスのファンヒーターなどを使用している場合、効率よく使用するにはこまめにお手入れすることがおススメです。ほこりなどで汚れていると効率が悪くなるので、定期的にメンテナンスをしましょう。
これらの方法を組み合わせることで、ガス使用によるCO2排出量を大きく削減することができます。
車使用での排出を減らす工夫
車は私たちの生活に欠かせませんが、家庭からのCO2排出の約15%を占める大きな要因でもあります。以下の工夫を組み合わせ、この排出量を大幅な削減を目指しましょう。
公共交通機関などを積極的に利用する
・週に何度か車の代わりに電車やバスを使う
・通勤時は公共交通機関を利用するようにする
・カーシェアリングを利用してみる
自転車や徒歩で移動するようにする
・短距離の移動では自転車や徒歩で行くようにする
エコな運転を心がける
・急発進・急加速を控える
・アイドリングストップを行う
・不要な荷物を積まない
・買い物などの外出を計画的に行う
エコな次世代車への乗り換えを検討する
・ハイブリッド車への乗り換え
・電気自動車への乗り換え
定期的に車をメンテナンスする
・定期的なオイル交換
・エアフィルターの定期交換
これらの方法を組み合わせることで、車の使用によるCO2排出量を大きく削減することが可能です。エコな運転について、詳しくは以下の記事もご覧ください。
二酸化炭素削減によるメリット
地球温暖化対策として、家庭での二酸化炭素排出量を削減することはとても大切です。私たちが日常生活の中で実践できる省エネの工夫は、二酸化炭素排出量の削減につながるだけでなく、私たちにとってもさまざまなメリットをもたらします。
光熱費の節約につながる
家庭での二酸化炭素排出量を削減するための取り組みは、光熱費の節約にもつながります。例えば、エアコンの設定温度を適切に調整し、過度な冷暖房を控えることで、電気代を抑えることができます。また、LED電球への切り替えは、長期的に見れば電気代の節約になるだけでなく、電球の交換頻度も減らすことができます。
電気代を安く抑えたいなら・・電力会社を比較してみるのもおススメです
ガスの使用量を減らすことも、光熱費の節約に効果的です。ガスコンロの火力を調整し、無駄な炎を出さないようにすることで、ガス代を抑えることができます。また、省エネタイプのガス機器への買い替えは、長期的な光熱費の節約につながります。
健康や生活の質の向上
自家用車の使用を控え、公共交通機関や自転車、徒歩での移動を増やすことは、ガソリン代の節約になるだけではなく、健康面でもいい点があります。
車の使用を減らし、定期的な運動習慣ができることで生活習慣病のリスクが低下します。
このように、二酸化炭素排出量を削減するための工夫は、家計にも優しい取り組みなのです。
地球環境保護に貢献できる
家庭での二酸化炭素排出量を削減することは、地球環境の保護に直接貢献します。
地球温暖化が進行すると、異常気象や自然災害の増加、生態系の変化など、さまざまな影響が懸念されています。しかし、各家庭での省エネの取り組みは、二酸化炭素排出量を削減し、地球温暖化の進行を遅らせる効果があります。
私たちが日常生活の中で実践する二酸化炭素排出量の削減は、地球環境を守るための大切な一歩となります。
各家庭での削減が大切
地球温暖化対策として、各家庭での二酸化炭素排出量の削減が重要です。私たち一人一人が日常生活の中で省エネの工夫を実践することで、二酸化炭素排出量を減らすことができます。家庭からの二酸化炭素排出量は、電気やガス、車の使用に伴うものが主な発生源です。これらの使用量を減らすために、以下のような取り組みが効果的です。
- 家電を効果的に使い、電気の無駄使いを無くす
- 家電のメンテナンスを定期的に行い、効率をよくする
- 火力の調整を適切に行い、ガスの使用量を減らす
- 公共交通機関や自転車、徒歩での移動を心がけて車の使用を減らす
- 急発進や急停止を避けるエコ運転を心がける
これらの取り組みは、光熱費の節約にもつながり、家計にもメリットがあります。
さらに、私たちの小さな行動が積み重なることで、地球環境の保護に大きく貢献することができるのです。一人一人が意識を持って省エネの工夫を続けていくことが、持続可能な社会の実現に向けた第一歩となります。