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秋といえば新米の季節ですね。今年の夏は米不足が各所で見られたため、新米を心待ちにしていたという方も多いかもしれません。
こちらの記事では、今年の新米事情から選び方のコツ、絶品の食べ方、さらには美味しさを長持ちさせる保存方法まで。新米を楽しむための情報をご紹介していきます。
今年の新米が出回る時期と予測
今年も新米の季節がやってきました。しかし、新米の出回る時期はその年の天候条件や米の種類などによって少しずつ異なります。
例年の新米シーズンについて
新米が店頭に並ぶ時期は、お米が収穫される地域や品種によって異なります。
お米は例年9月から10月頃に収穫され、店頭に並ぶようになります。早いと8月頃から収穫が始まる品種もありますが、全体的に見ると9月から10月頃に収穫量が増えてきます。
なので、9月から10月ごろの時期は新米が多く店頭に並び始める時期だと言えますね。
天候が新米の収穫に与える影響
お米の収穫時期や品質は天候に大きく左右されます。例えば、お米の生育に影響のある天候条件としては次のようなものがあります
- 日照不足
- 夏の猛暑
- 大雨
- 台風 など
せっかく美味しいお米ができても、台風などの影響で収穫直前に影響が出てしまうことも。毎年美味しい新米が食べられるのは農家さんの苦労のおかげなのです。
2024年の新米は、大雨の被害を受けた地域などを除いて順調に生育しているということです。9月以降になると美味しい新米が店頭に並んでくるようになるということなので、米不足に焦ること無く落ちついて対応をしていきたいですね。
新米の特徴と魅力を知ろう
収穫されたばかりの新しいお米が新米、ということは皆さんお分かりかと思います。しかし、具体的にいつまでのお米を新米と呼ぶのか?新米の魅力はどんなところにあるのか?と聞かれると困ってしまう方も多いかもしれません。
一つ一つ詳しく見ていきましょう。
そもそも、新米の定義とは?
新米とはその年に収穫されたお米のことを言います。お店に並ぶ時は「新米」というシールが貼られていたりするので分かりやすいですね。
この「新米」と表記していいのは、収穫した年の12月31日までに精米・包装されたお米とされています。収穫した翌年の1月1日以降に精米・包装されたお米は新米とは呼びません。
新米ならではの香りや食感
新米の大きな特徴としては水分が多いということ。新米を炊く時には普段よりも水分を少なめにして炊く、と聞いたことのある方も多いかと思います。水分が多いことで、食べた時にもみずみずしさや粘りを感じれらるのです。
その他の特徴としては以下の通りです
- 香り:新米からは甘い香りが感じられます
- 食感:水分量が多いため、モチモチとした食感に。一粒一粒がしっかりとした弾力を持っています。
- 味わい:みずみずしさと甘みが際立ちます。噛むほどに甘みが広がるんです。
この香りや食感は、時間とともに少しずつ変化していきます。だからこそ、この時期にしか味わえない新米の味を楽しみにしている人も多いのですね。
新米は見た目もツヤツヤ
新米の見た目は、水分を多く含んでツヤツヤとしています。透明感のある見た目の美しさも、新米を楽しむ大切な要素の一つですね。
今年の新米はぜひ、味わいだけでなく見た目にも注意して楽しんでみてください。
新米の美味しい炊き方
先にも書いたように、新米は普通のお米よりも水分が多く含まれます。なので、その特徴に合わせた炊き方が必要になります。ぜひ実践してみてください。
新米の基本の炊き方
新米をより美味しく味わう炊き方をご紹介します。
米は1合で約150gです。計量カップを使って計ることも多いかと思いますが、重さで計るとより正確に計量ができるのでおすすめです。
計量カップで計る場合には必ず、お米用の計量カップで、すりきりなどを使いましょう
最初の水は素早く捨て、すすいでから洗米します。新米は米粒がやわらかいので、洗いすぎると粒が壊れてしまいます。やさしく短時間で洗うようにしましょう。
通常の浸水時間は30分から1時間程度です。(気温が高いと短く、低くなると長くなります)新米は通常よりも浸水時間も短めにするようにしましょう
新米は水を吸収しやすいため、普段通りに炊くとべちゃべちゃに感じてしまうことがあります。基本は「お米一合(150g)に対し水200cc」ですが、「水190cc」程度に減らすのがおすすめです。
新米は普段よりも高火力で短時間で炊き上げるのが理想です。炊飯器に「新米モード」がある場合はそちらを。無い場合には早炊きモードで炊飯してみてください。
炊き上がったら10分程度蓋をして蒸らしておきます。べちゃっとしてしまうのでここでも蒸らしすぎは禁物です。
余分な水分を飛ばすために、お釜の底からやさしく返します。強く混ぜると米粒が潰れてしまうので、注意してください
これらのポイントを押さえて炊くと、いつも以上に美味しいご飯が炊けるようになるかと思います。新米を食べる際にはぜひお試しくださいね!
新米の選び方と購入のポイント
新米を購入する際、チェックするポイントは人それぞれかと思います。地元で生産されたものを選んだり、好みの味わいのものを選ぶなど、様々な基準があるかと思います。
その一方で「安いものをなんとなく買っている」という方も多いのではないでしょうか?ここからは新米を選ぶ際にどのような点を確認すれば良いのかをご紹介します。自分の好みに合った美味しい新米が見つけられるようになるかもしれませんよ。
品種による特徴を知る
お米には様々な品種があります。しかし「コシヒカリ」や「ひとめぼれ」など、名前は聞いたことがあっても、それぞれにどんな特徴があるのかは分からない…なんて方も多いのではないでしょうか?
代表的なお米の特徴についてそれぞれご紹介していきます。
コシヒカリ
お米の王様とも呼ばれるのがコシヒカリです。お米特有の粘りが強く、香りやツヤを楽しめる品種です。見た目と味のバランスのとれたお米だと言えます。
全国で作られるお米の約3割がコシヒカリとされており、日本人が食べる機会も最も多いと言われています。特に、新潟県・茨城県・栃木県・茨城県などで多く栽培されています。
風味が豊かな味わいなので、濃い味の料理と相性がいいです。しっかりと味の染みた煮物やとんかつなどの揚げ物にぴったりですよ。
ひとめぼれ
コシヒカリに次いで作付面積の多い品種がひとめぼれです。ふっくらとしていながらも、さっぱりと軽やかな味がします。コシヒカリほど主張が強くないマイルドさが人気があります。
寒さに強く、冷害によりササニシキの収穫量が減ってしまった年にも強さを発揮しました。
程よいねばり、甘さなので和洋中のどんな料理とも相性がいいです。焼き魚やお刺身といったさっぱりとした和食にもよく合います。
ササニシキ
コシヒカリやひとめぼれとは対照的に、しゃきっと粘り気が少なく炊き上がるのが特徴なのがササニシキです。
かつてはコシヒカリと共に大きな人気がありましたが、栽培の難しさから近年では栽培量が低下していっています。流通量が減ってしまっていますが、根強い人気のあるお米です。見かけた際はぜひ味わってみてください。
粘りが少なく、口の中でほぐれやすいためお寿司に使用すると特徴がよく分かります。
お寿司屋さんでも人気のある品種です。
あきたこまち
小ぶりな粒が特徴的なあきたこまち。甘みが強く、もちもちとしている点などはコシヒカリと似ていますが、弾力のあるやや硬めの食感が特徴です。
冷めても美味しいので、お弁当やおにぎりによく合います。食感があるので水分を加えるお茶漬けにしても良いですね。
自分の好みや用途に合わせることが品種を選ぶ際のポイントです。新米の季節は、いろいろな品種を食べ比べるチャンスでもあります。今年は、いつもと違う品種にチャレンジしてみるのはいかがでしょうか?
精米日をチェック
新米を選ぶ際、ぜひ精米日を確認してみましょう。お米は開封しているかどうかに関わらず、精米後は徐々に劣化していきます。できるだけ新しい精米日のものを選びましょう。
お米の袋には賞味期限の記載がありません。その理由は、お米は野菜や果物と同じく生鮮食品の扱いになっているため。
野菜や果物と同じく、時間の経過と共にどんどん劣化していきます。春・夏は精米後2週間から1か月、秋・冬には1~2か月程度のうちに食べ切るのが美味しさの目安です。
無洗米とは?
お米売り場に無洗米と書いてあるお米が売っているのを見かけたことがあるかと思います。無洗米とはお米を研がなくても、そのまま炊飯できる状態へ加工したお米のことを言います。
すぐに炊飯できるので手間が少ないことや、災害時やキャンプの時など、なるべく水を使いたくない状況でも役立ちます。
お米を保存するコツ
美味しい新米を食べるために注意したいのが購入後の保存方法です。お米は野菜や果物と同じ生鮮食品です。正しく保存しないとどんどん劣化が進み、味わいも悪くなってしまいます。正しい保存方法をご紹介します。
お米の保存期間は?
お米は精米した時点から劣化が進んでいきます。そもそも、長期保存には向いてないということを覚えておきましょう。
お米の袋には小さな空気穴が開いています。そのため、未開封・開封済に関わらず鮮度が落ちていく速さに違いはありません。春・夏は精米後2週間から1か月、秋・冬には1~2か月程度のうちに食べ切ることを目指しましょう。
精米する前のお米(玄米)の場合は、正しく保存すれば1年ほどもつとされています。長期保存を考えている場合は玄米を購入するのもいいですね。
密閉容器へ移し替える
お米を買ってきたら、米びつなどの密閉容器に保存しましょう。これは酸素に触れた状態のまま保存していると、劣化が進んでしまうためです。また、虫が湧く原因にもなります。
お手頃価格のプレスチック製のものからおしゃれなガラス製のものまで。様々なデザインや機能性の高い米びつがありますので、ぜひ探してみてくださいね。
冷蔵庫で保存
お米は常温で保存しているという方も多いかと思います。お米は日の当たらない温度や湿度の低い場所で保管するのが理想です。
おすすめなのが冷蔵庫の野菜室で保存することです。これは野菜室の温度と湿度が米の保存に適しており、お米にとって良い環境と言えるためです。
まとめ:今年も新米を味わいましょう!
今年も新米の季節がやってきましたね。美味しい新米が食べられるのを楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。この時期にしか味わえない、新米ならではの美味しさを、存分に楽しんでくださいね。
お米の選び方や正しい保存方法を知ると、お家でも美味しい新米が楽しめます。今年の秋はぜひ美味しいご飯をたくさん味わってください!